【中国留学】留学生寮に入れず、大学外で生活して感じたメリットとデメリット
大家好!
明日3月8日で北京に来てちょうど半年になります!あと4ヶ月ほどで帰国です。本当に早い半年でした。
私は現在大学の寮に住まず、大学外で一人暮らしをしています。最初は寮に入るつもりでしたが、こちらでは9月から新年度が始まるために新たに留学に来る人が多く、寮に入ることができませんでした。
先週から新学期が始まりましたが、今学期から留学に来たほとんどの人は寮で生活をしており、既に友達がたくさんでき充実している様子を見て大変羨ましく感じています。
しかし、寮に住まず大学外で生活して感じたメリットも多少ながらありました。
今回は中国に留学して大学外で一人暮らしをするメリットとデメリットを紹介していきます。
もくじ
メリット
部屋がきれい
どこの国のどこの大学に留学しても、留学生寮というものは一般的にきれいとは言い難いものなのではないでしょうか。加えてここは中国。衛生観念があまりにも違うということは以前にも記事にしました。
寮に住んでいる人曰く、めちゃくちゃ汚いというわけでもないけれどもきれいとは言えず、最低限の家具が付いているだけの狭い部屋とのことです。
しかし私が現在生活している部屋は大変きれいで、留学生寮にはないテレビや冷蔵庫、キッチン、ソファ、ドレッサー、空気清浄器があり、非常に快適です。
空気清浄器とテレビ。留学生寮ではありえない光景。
家事を覚えることができ、生活力が身につく
私は日本にいた時は実家から大学に通っていたため、北京に来て初めての一人暮らしを経験しました。
料理は多少していたものの、冷蔵庫の中の適当なもので作っていたので自分でスーパーに行くことはほとんどありませんでした。しかし一人暮らしを始めてから自分で何を作るか考え、自分でスーパーに買い物へ行くようになりました。
また、掃除は毎週してもらえるのですが週一回のみですのでそれを頼るだけでは常にきれいとは言えません。また、お風呂やトイレ掃除はやってもらえず、ベッドシーツの洗濯も自分でやる必要があります。一方、寮では週2回掃除が来るようで、自分で掃除をする必要は全くと言っていいほどないそうです。
また、大学内の寮に住むと食事を三食とも学食で済ませる人がほとんどのようですが、学食は油をよく使った中華料理ばかりですし栄養が偏ります。寮には共用のキッチンがあるようですが、きれいとは言えないためあまり料理をしている人はいなく、各部屋に冷蔵庫もないのでヨーグルトなどを置いておくこともできないそうです。その点では学校外での一人暮らしは健康的であると言えます(もちろん自炊をする気があればですが)。自炊生活に慣れた身からするとよくもまあ三食とも学食で済ませられるなあというのが本音です。
現地の人の暮らしと密接
私は地下鉄に乗り、駅から歩くなり自転車に乗るなりして大学に通っています。また、留学生だらけの大学周辺とは違って私が住んでいる付近では外国人はほとんど見かけず、現地の人ばかりが使うスーパーやコンビニで買い物をします。
その一方で、寮に住んでいると大学内にもスーパーやコンビニ、カフェや食堂はもちろん、病院や美容院やATMなどがあり生活に必要なものは全て大学内で手に入り、外に出る必要がありません。寮に住んでいる友達にどのくらいの頻度で外に出るのかを聞いたところ、皆週2、3回程度でした。中国人の場合はさらに頻度が低いようで、月2回くらいしか出ないという人もいました。
たしかに非常に便利ではあるのですが、現地の人の生活を知る機会は必然的に少なくなります。
デメリット
通学に時間がかかる
大学外に住む最大のデメリットです。中国の大学は1限が8時から始まるのですが、家から学校までの所要時間は約40分ほどかかり、ご飯をしっかり食べて身なりもそこそこに整えようと思うと1限がある日は6時には起きなくてはなりません。
私が通う大学は大変広いため、最寄り駅から教室棟まで歩くと25分ほどかかります。普段はレンタルの自転車を利用していますが、寒い時期は本当に自転車なんて乗れませんし、レンタル自転車がなかなか見つからないこともよくあります。
しかし、大学内に住んでいれば言うまでもなく通学が便利です。同じ大学の寮に住んでいる人の話だと、7時半くらいに起きても1限に余裕で間に合うようです。
友達ができにくい
人との交流がないなんて何しに留学きたのかよくわからなくなる。北京に来てから授業開始まで一週間程度あり、内数日はオリエンテーションなどで学校へ行きました。そこで日本人に声をかけてもらったので初めてお友達ができたのですが、寮に住んでいる人たちはまだ授業が始まっていないにも関わらず既に友達が何人もできていたことは寮に住んでいるかそうでないかの大きな違いを感じた瞬間でした。
授業開始後は日本人、他国の留学生問わず色んな人と知り合いましたが、授業のときに話したり、せいぜい平日に授業に来たついでにご飯を食べに行く程度。頻度もそれほど多くはありません。
もちろん友達ができるできないはその人次第なのですが、人と交流する時間は寮に住んでいる人の方が必然的に多くなるでしょう。
家賃が高い
北京は物価は安いのですが、非常に家賃が高いです。留学生寮は2人のルームシェアであれば月2万、一人部屋でも4万ほどで済むでしょう。
しかし、大学外かつシェアではなく一人暮らしとなると月10万円以上は覚悟しておくべきでしょう。
寮が空き次第引越しという手もありましたが、私は部屋の契約時に1年で契約してしまったために途中解約すると違約金が取られてしまいます。結局帰国までの残りの4ヶ月も今の部屋に住むことにしましたが、北京は桁違いに高いため奨学金の申請は忘れずにしておくべきでしょう。
まとめ
今回は北京留学で大学外に住んで感じたメリットとデメリットを紹介しました。
北京に来てから初めて一人暮らしを経験し、家事をするようになりました。また、現地人に混ざって生活しているため、中国人がどのような暮らしをしているのかがよく分かりました。
しかし、通学時間はかかるし、友達は出来にくいしデメリットもたくさんあります。また、留学をすることの意味を考えると大学内の寮に住む方が断然良いと考えます。
中国を始め、多くの国は秋から新年度がスタートするため秋からの留学の場合はやはり寮の希望者が多く、抽選に漏れてしまうこともあるかもしれません。その場合寮が空くのを待ち、空き次第寮に引っ越すことができるウェイティングの申請ができる大学も多いかと思いますので、確認しておくべきでしょう。また、大学外の部屋の契約の際は留学期間まるまる契約するのではなく数ヶ月のみで契約すれば、もし学生寮に引っ越せるようになった場合違約金を取られることもないでしょう。
ぜひ参考にしてください。